読売新聞の大人気コーナー『人生案内』に掲載されたある相談が、現在SNSで大きな話題となっている。相談者は60代の母親で、彼女の40代の息子夫婦が離婚の危機に直面しているという内容だ。しかし、問題はその息子が驚くほどの浮気性で、しかも母親はその息子を庇い続けているという驚きの展開である。
このような異常な家庭状況を前に、相談者が持ちかけた問題に対し、人生相談のアドバイザーである最相葉月さんが容赦ない辛口コメントを投げかける。今回の相談内容と、それに対する最相さんの鋭いカウンターは、多くの読者に「まさに正論だ」と喝采を浴びている。
相談の舞台は、同居する40代の息子夫婦の家庭だ。息子は、これまでに3度も浮気を繰り返しており、現在妻とは家庭内別居状態に陥っている。普通ならば、そのような状況下では浮気を責めるのが当然だと思うかもしれない。しかし、60代の母親は息子を庇い続けているのだ。
浮気の証拠を突き止めた息子の妻が、義理の両親にその事実を突きつけても、まともに取り合ってもらえなかった。さらに、義父からは「嫌なら出ていけ」と突き放されたというのだから驚きだ。
家族全体が息子を守り、妻を追い詰めている異常な状況が浮き彫りになっている。
しかし、この相談者である母親は「嫁も自分の欠点と向き合い、全てを水に流してくれるといいのですが、どう話を持っていけばよいでしょうか」という信じられない意見を述べている。浮気をした息子を棚に上げ、嫁に全てを許して欲しいと考えているのだ。
この相談を受けたのは、辛口で名高いアドバイザー、最相葉月さんだ。彼女はこれまでにも数多くの相談者に対して、的確かつ鋭いコメントを投げかけてきたが、今回もその切れ味は健在だ。
まず、最相さんは一言目でこう述べる。「時代錯誤ともいえる屈辱的な環境に、お嫁さんはよく耐えてこられたと思います。」現代の令和の時代に全くそぐわない家庭環境に、嫁がよくこれまで耐えてきたと、その辛さに寄り添う。息子の浮気に対して怒るのではなく、浮気を堂々と母に打ち明けるという幼稚さも指摘し、さらには「妊娠中に浮気したことを強く軽蔑します」と厳しく批判した。
そして、息子を庇う母親に対しては、「どこまで息子を甘やかしたら気が済むのでしょうか」と、息子がこのような無責任な人間になってしまった原因は、母親の甘やかしにあると断言する。
母親の歪んだ考え方に対して、容赦ないカウンターを浴びせたのだ。
しかし、最相さんは厳しいだけではない。彼女はその後、具体的なアドバイスも提供する。
「親が口出しをしては元に戻るのも戻りません。」
「とにかく黙っていることです。」
「頼られても手を貸してはいけませんし、第三者に相談してもいけません。」
息子の問題は、母親が介入することでさらに悪化していると指摘し、一切の干渉をやめるよう忠告する。息子を助けたいという母親の気持ちを理解しつつも、それが逆効果であることを強調した。さらに「恥を知ってください」と、安芸高田市長の言葉を借りた一言で、母親に対して厳しい現実を突きつけた。
最相さんのカウンターは、読者に大きな衝撃を与えた。SNS上では、「正論すぎる」「これは痛快だ」との声が次々と上がり、彼女のアドバイスに多くの称賛が寄せられた。
「今回も最相さん、ビシッと言ってくれてありがとう!」
「昭和か大正の古い新聞かと思ったけど、これが現代の人生相談とは驚いた」
「すっきり! 最相さんの回答はいつも痛快で助かります」
「この回答をぜひ、息子の奥さんに見せてあげたい…」
読者たちは、この辛口アドバイスに共感し、多くの「いいね」とシェアが集まった。