昭和後期、1980年代から90年代にかけての日本の男子小学生たちは、今とはまったく異なる世界で生きていました。スマホもインターネットもない時代、子どもたちは日々の生活を通して、何気ないことに楽しみを見出し、仲間と共に冒険に出かけるような毎日を過ごしていました。今回は、そんな昭和後期の男子小学生たちの「あるある」を振り返り、その時代にタイムスリップしてみましょう。
靴下を丸める不思議なファッション
昭和後期の男子小学生たちの間で、一時期大流行していたのが「靴下を丸める」スタイルです。今振り返ると、「なぜそんなことを?」と思うかもしれませんが、当時の男子たちにとっては非常に「カッコいい」とされていたのです。靴下をくるくると足首のところで丸め、まるでドーナツのようにして履くことで、足元に特有のボリュームを出すのが流行でした。
その理由は、やはり「みんながやっているから」。周りの友達がやっていると、それに倣わないわけにはいきません。男子たちはこぞってこのファッションを取り入れ、誰が一番上手に靴下を丸められるかを競っていたこともあるでしょう。何とも微笑ましいですが、当時の男子小学生にとっては立派な「オシャレ」だったのです。
和式トイレの恐怖とあだ名「ウンチマン」
学校生活の中で、男子小学生たちにとって最も恐れられていたのが「和式トイレ」。特に、タイミングを間違えると、同級生から「ウンチマン」と呼ばれる悲劇が待っていました。男子たちはこの恥ずかしいあだ名を避けるため、必死にトイレを我慢し、どうしても我慢できなくなった瞬間に、こっそりと和式トイレに駆け込むことが日常茶飯事でした。
この和式トイレを使うというシンプルな行為が、実際には大きな挑戦だったのです。学校でのトイレはできる限り避けたいものの、どうしても避けられないときは、限界まで我慢するか、休み時間の誰もいないタイミングを狙って短時間で済ませるのが鉄則でした。昭和の男子たちが背負った、そんな小さなプライドを思い出させます。
エッチな言葉を辞書で調べる冒険
男子小学生の無邪気な遊びの一つが、国語辞典を使った「エッチな言葉探し」でした。友達と集まって辞書を広げ、いかにして大人っぽい言葉を見つけ出すか、真剣な顔でページをめくることがよくありました。
エッチな言葉を見つけるたびに、男子たちは大笑いし、その意味を知ったかぶりして楽しんでいたのです。
さらに、エッチな絵を落書きしたり、友達のノートにこっそりと描いて笑い合うのも男子の定番行為でした。もちろん先生に見つかれば大目玉をくらいますが、懲りずに次の日も同じことを繰り返す、そんな無邪気な時代でした。昭和の男子たちにとって、辞書は単なる言葉を調べるツールではなく、友達と密かに共有する「冒険の本」でもあったのです。
傘で冒険ごっこ
雨の日、男子たちはただ傘をさして登校するだけでは終わりません。傘を使って、まるで冒険の勇者になったかのように遊び始めます。特に「傘を背負ってガードする」という遊びは定番で、男子小学生たちは傘を剣や盾に見立てて、通学路でモンスターと戦うイメージを膨らませていました。
学校の帰り道でも、傘を振り回して戦士になりきる姿は、あちこちで見られました。雨の日が特別な日になるのは、男子たちの豊かな想像力があったからこそです。傘一つでどこまでも広がるファンタジーの世界を楽しむ姿は、昭和時代の子供たちの特権でした。
体温計を使ったズル休みの大作戦
どうしても学校に行きたくない日は、男子小学生たちは様々な「ズル休みの大作戦」を試みました。
その中でも最もポピュラーだったのが、「体温計を使って熱があるふりをする」方法です。体温計の先端をこすって摩擦で無理やり温度を上げたり、熱いストーブの近くに置いて異常な高熱を演出しようとする男子もいました。
しかし、その結果、40度を超える不自然な高熱を親に見破られ、「本当にそんな熱なら病院に行こうか」と言われて失敗するのがオチでした。それでも男子たちは懲りずに何度もこの作戦を試みるのです。そんな昭和の男子小学生の無邪気さが、今思い出すととても愛おしく感じます。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=G0-njLxCxJc&pp=ygUS5pit5ZKM44GC44KL44GC44KL,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]