メジャーリーグで今、最も注目を集める存在の一人、大谷翔平選手。今シーズンも大活躍を見せ、数々の偉業を達成しています。しかし、そんな大谷に対し、堂々と挑戦状を叩きつけた選手がいます。それがシンシナティ・レッズのエリーデラクルーズ選手、22歳の怪物です。
デラクルーズ選手は、圧倒的なスピードを誇る超スピードスターであり、MLB史上6人目の「40-40クラブ」(本塁打40本・盗塁40個)を達成したことで一躍話題になりました。そのスピードは、今シーズンの大谷選手の走塁を上回るとされ、多くのファンがその戦いに注目しています。
デラクルーズの宣戦布告
今シーズン、大谷選手は打者に専念しており、打撃成績ではすでに多くのタイトル争いに加わっています。しかし、「ホームラン王」と「盗塁王」の二冠は、いまだに大谷選手でも達成できていません。その理由が、このシーズン盗塁数でトップを走るデラクルーズ選手の存在です。
デラクルーズ選手は、8月下旬の時点で60盗塁を記録し、驚異的なペースで盗塁数を増やしています。このままいくと、シーズン80盗塁を超えるとも予想されており、大谷選手が盗塁王を狙うには大きな壁となっています。昨年メジャーデビューしたばかりのこの若き怪物は、ドミニカ共和国出身で、パワーとスピードの両方を兼ね備えた選手です。
大谷とデラクルーズの対決
そんなデラクルーズ選手が、大谷選手について意外な発言をしたのは今年5月のことでした。レッズの本拠地でのドジャース戦前、記者に大谷選手との100メートル競走について聞かれた彼は、「僕が勝つと思うけど、彼も速いからね」と答えました。自らのスピードには絶対の自信を持ちながらも、大谷選手への敬意を忘れていない様子でした。
しかし、続けてデラクルーズ選手はこう言い切りました。「だけど、世界一足が速い男は僕さ」と。自信に満ちたこの一言は、彼がスピードにおいては誰にも引けを取らないという強い思いを表していました。
当時、大谷選手は13盗塁に対し、デラクルーズ選手はすでに31盗塁を記録しており、その差は歴然。しかし、デラクルーズ選手は大谷選手の打撃についても「彼のスイングは本当に速い。僕が今まで見た中で一番だ」と称賛し、大谷選手が常に全力でプレーする姿勢にも感銘を受けていることを語っています。
二人の怪物の共通点
実は、デラクルーズ選手もまた、特別な偉業を達成していました。8月5日の試合で、彼は「20-50」(シーズン20本塁打・50盗塁)を達成し、MLB史上5人目の快挙を成し遂げました。この記録を成し遂げたのは、レジェンド選手であるリッキー・ヘンダーソン、ジョー・モーガン、エリック・デイビスなどの名だたる選手たちです。
一方、大谷選手も「40-40」を達成し、これまた史上6人目の記録となりました。これらの偉業はどちらも非常に稀であり、達成者の数だけを見ても、それぞれがいかに特別な選手であるかがわかります。
今後の期待
デラクルーズ選手はメジャー2年目の若手選手ですが、彼は大谷選手をライバル視しつつも、彼の偉業をリスペクトしています。オールスター戦では、大谷選手と同じナショナルリーグのチームメイトとしてプレーし、彼との交流を望んでいました。記者会見でも「日本語を学んで、大谷選手と話をしたい」と語る姿には、リスペクトと挑戦心が入り混じっていました。
今シーズン、大谷選手は「50-50」(シーズン50本塁打・50盗塁)という前人未到の記録に挑戦しており、一方でデラクルーズ選手も「30-80」(シーズン30本塁打・80盗塁)というこれまた史上初の偉業を狙っています。
この二人の大記録が同じシーズンに達成されることになれば、メジャーリーグ史上に残る激動の年となることでしょう。
まとめ
デラクルーズ選手の圧倒的なスピードとパワー、そして大谷選手とのライバル関係は、今後もメジャーリーグを大いに盛り上げていくこと間違いありません。今後のシーズンで、二人の怪物がどのような偉業を成し遂げていくのか、目が離せない展開が続きます。
どちらの選手も、メジャーリーグの歴史に新たな1ページを刻むことでしょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=0jr1RybQj2I,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]